先に結論からお伝えします。カルディのもへじ「レモン大福」は、私にとっては期待していたものとかなり違うお菓子でした。
理由は大きく2つ。ひとつは、餡の酸味が強く、おもちと噛み合っていないと感じたこと。もうひとつは、名前から想像する「大福」とは食感がまったく別物だったことです。
ただし、これはあくまで私の好みの話です。この記事では「何がどう違ったのか」を具体的に書いていきます。逆に言えば、そこが好きな方にはしっかりハマる商品でもあるので、判断の材料にしていただければと思います。
商品基本情報
| 項目 | 内容 |
| 商品名 | もへじ レモン大福 |
| ブランド | もへじ(販売:株式会社キャメル珈琲/製造:米屋株式会社・千葉県成田市) |
| 価格 | 298円(税込) |
| 内容量 | 1個 |
| カロリー | 208kcal(1個あたり) |
| 販売状況 | カルディ店舗のみ(執筆時点でオンラインストアは取り扱い終了) |
執筆時点でオンラインストアの商品ページが見られない状態のため、今回は購入リンクを掲載していません。店頭で見かけたときが購入のチャンスになります。

パッケージには「レモンの果汁とピールを練り込んだ甘酸っぱいレモン餡を、もっちりとしたおもちで包みました。」と書かれています。
原材料は砂糖(国内製造)、白いんげん豆、もち粉、麦芽糖、マルトオリゴ糖、水飴、糖漬レモンピール、レモン果汁など。餡のベースが白いんげん豆の白餡で、そこにレモン果汁と刻んだレモンピールが入っている構成です。栄養成分は1個あたりエネルギー208kcal、たんぱく質2.6g、脂質0.2g、炭水化物49.1g、食塩相当量0.01g。脂質がほぼゼロなのは、和菓子ならではですね。
「大福」という名前で、まず戸惑いました

袋を開けると、透明なトレーに包まれた白いおもちが入っています。ここで最初の「あれ?」がありました。
香りが、ほとんどしないのです。レモンのお菓子だと思って開けたので、少しは柑橘の香りがするだろうと構えていたのですが、ほぼ無臭でした。同じ日に食べた「いのち シャインマスカット」が、開封の瞬間に強い香りで驚かせてくるタイプだっただけに、この差はかなり印象的でした。
そしてもうひとつ。おもちの部分が、いわゆる大福の皮とは明らかに違います。

原材料を見ると、もち米を蒸してつくのではなく、もち粉(もち米を製粉したもの)に砂糖や水飴を合わせて練る、いわゆる求肥(ぎゅうひ)に近い作り方になっています。求肥は柔らかさが長持ちする一方、もち米をついた大福特有のもっちりした弾力や、ほのかな米の風味は出にくいと言われます。

食べてみると、まさにその通りでした。歯を入れたときの感触が、大福というより、旅先で買うお土産の柔らかいおもち菓子に近いのです。表面の粉をまとった見た目は大福そのものなので、口に入れたときのギャップがありました。
実食レビュー|レモン餡の酸味が、思った以上に前に出る

割ってみると、半透明の求肥の中に、鮮やかな黄色いレモン餡がぎっしり詰まっています。断面はとてもきれいで、写真映えはします。

一口食べて、正直に言うと「酸っぱい」が先に来ました。
甘酸っぱいというより、酸味の主張がかなり強めです。白餡なので下地の甘さはあるのですが、それを上回るスピードでレモンの酸味がやってきます。甘いものが好きな私にとっては、甘さの満足感より先に酸味が来てしまい、少し物足りなさを感じました。
そして、この酸味と求肥のおもちが、私にはうまく噛み合いませんでした。おもち側にほとんど味がないので、酸っぱい餡だけがぽつんと立ってしまう。もち米の風味や香ばしさがあれば酸味を受け止められたのかもしれませんが、求肥はそこが淡白なぶん、餡の個性が浮いてしまった印象です。
いちばん気になったのは、レモンピールの塊
食感の面でひとつ、はっきり気になった点があります。餡の中に入っているレモンピールです。
求肥も餡もどちらも柔らかいので、口の中はずっとなめらかな状態が続きます。そこに突然、しっかりした歯ごたえのピールの塊が現れます。この落差が、噛むたびに気になってしまいました。
開封したときはほとんど香らなかったのに、口の中ではピールがきちんとレモンらしさを出してくれます。その働きは分かるのですが、柔らかさで統一された食感の中では異物のように感じられてしまう。もう少し細かく刻まれていたら、印象は変わったかもしれません。
甘さの目安:★★★☆☆(5段階:3)
白餡としての甘さはきちんとあります。ただ、酸味のほうが体感として強いため、食べ終わったあとに「甘いものを食べた」という満足感はあまり残りませんでした。
甘さそのものを求めて手に取ると、少し物足りなく感じるかもしれません。
惜しかった点
いちばん惜しいのは、やはり「大福」という名前と中身の距離です。
大福と言われると、私はどうしてももち米をついたおもちを思い浮かべます。あの弾力と、噛むほどに出てくる米の甘み。それを期待して口に入れたときのギャップが、最後まで残りました。求肥だと、もちもち感より柔らかさが勝ってしまいます。
「レモン求肥」や「レモンもち」という名前だったら、私の受け止め方もかなり違っていたと思います。
こんな人には合うかも
- レモンの酸味がしっかり効いた和菓子を探している人
- 求肥のやわらかい食感が好きな人
- 甘さより酸味が前に出る和菓子が好みの人
- レモンピールの粒感を「アクセント」として楽しめる人
逆に、もち米の大福らしい弾力を求めている人や、甘さでほっとしたい人には、正直おすすめしにくいです。
アレンジアイデア
酸味がはっきり立っているお菓子なので、合わせ方は2つの方向が考えられます。酸味に振り切るか、別の味で受け止めるかです。
振り切る方向で思いついたのは炭酸ジュースです。レモン餡の酸味に炭酸のシュワっと感を重ねて、さっぱり系のおやつタイムとして楽しむイメージです。受け止める方向なら、冷やした緑茶が合いそうだと感じました。渋みが酸味の角を和らげてくれそうです。
まとめ
「もへじ レモン大福」は、私にとっては名前から想像した味と食感の両方が違っていた一品でした。餡の酸味が強く、求肥のおもちとの相性、そしてレモンピールの食感が、最後まで気になってしまいました。
ただ、はっきりした酸味とやわらかい求肥という組み合わせは、好きな人にとってはむしろ魅力になるはずです。「もち米の大福ではない」ことだけ先に知っておけば、受け止め方はかなり変わると思います。
オンラインストアの取り扱いは終了しているようなので、気になる方は店頭でチェックしてみてください。
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